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「介護福祉経営士2級」資格認定試験 出題例

「介護福祉経営士2級」資格認定試験の試験問題の一部を抜粋して掲載します。
※解答と解説は株式会社日本医療企画が作成しました。
※試験問題、解答、解説の無断転載・転用を禁じます。

解答・解説

介護福祉経営学 基礎Ⅱ 多様化する介護福祉サービス

利用者の多様なニーズについて、以下の選択肢のうち、適切なものを1つ選びなさい。
選択肢
①自宅の浴槽にゆっくり浸かりたいというニーズに応えるには、訪問入浴介護サービスの利用が望ましい。

②献立を考えるときは、利用者にとって食べやすいもの、栄養価の高いものを最優先し、嗜好は重視しなくてよい。

③段差がある玄関から車いすでの出入りを可能にするには、スロープの設置が有効である。

④安全な排せつのために和式便器を洋式便器へ変更することは、介護保険の住宅改修サービスに該当しない。

⑤利用者からの要望がなければ、衣服はデザイン性等を考慮せず、着脱しやすいものを着せる。

解答と解説

解答
解説
×① 訪問入浴介護サービスでは自宅の浴槽は使用しない。

×② 献立を自分の意思で選ぶことは食事をおいしく食べるための基本である。「なんでもいい」という在宅の利用者には、「肉料理か魚料理か」など大まかなところを決定してもらうなど、工夫が必要である。

○③ 設問のとおり。段差解消には段差解消機の設置も有効である。

×④ 介護保険サービスに含まれる。

×⑤ 利用者が要望を言わないのは、職員に遠慮をして言えないというケースも考えられる。口に出せないニーズもあることを理解し、出来る限り利用者の希望を汲み取るような働きかけが重要である。
参照テキスト『介護福祉経営士テキスト 基礎編Ⅱ 4巻』p.69~77
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